王母の名前をとって付けたのが、この「西王母」桃。その名にふさわしく、桃のシーズンの最後の最後まで実ったこの桃は、実がおおきく、また味もとても甘いのが特徴です。
まだほとんど出回っていないこの新品種は、全国でも生産量がほとんどありません。
孫悟空のお話にも出てくる「西王母」という人物をご存じですか?
彼女は玉皇大帝(ぎょっこうたいてい)という道教の最高位の神様の奥さんであり、女神の中では最高位の神様で、長寿の神様なんです。
彼女は多くの伝説に名前を残しており、漢の武帝が天界で桃を賜った話や、西遊記のなかで孫悟空は西王母の桃を盗むなど、数えれば切りがないらしいです。
それだけ人気のある神様だというわけですね。
西王母を描いた絵にはたいてい桃が描かれており、古来中国では、桃は魔よけの力があるといわれ、仙人の杖に使われたり、お札に使われたりしてきましたが、崑崙山(中国古代の伝説上の山岳)には王母桃または蟠桃といわれる桃があるといわれていました。
この桃が不老長寿の桃なのです。
この桃はとても小さく、銃の玉ほどの大きさしかないといいます。
そして3000年に一度しか見がならないのだそうです。
西王母がこの桃の実ったのをお祝いして「蟠桃宴」を開きます。
この宴に呼ばれるのは超一流の神様仏様たちだといいます。ちなみに、孫悟空はその宴に乱入に大暴れをしました。
このように西王母は長寿の神様としてとても親しまれている神様です。
【加藤農園の桃のうまさの秘密】
当園のうまさの秘密は、土壌菌をふんだんに含んでいる発酵有機肥料にあります。
有機肥料なので、食品残渣を微生物で発酵分解させてできる資源化リサイクル方式の肥料です。
この効果は、通常の有機肥料と違って土中微生物を活性化させる働きを持っています。
これによって、肥料をまいた土は優良な微生物により豊な土になります。